設立趣旨

急激な変動をみせる現代社会の中では、孤独や将来に不安を感じている障がい者や高齢者などの社会的弱者の方々が増加の傾向にあります。また、障がいのある子どもを育てている家庭の方も将来に不安を感じていますが、少子化や離婚率増加、さらには児童虐待、いじめ、不登校児の問題のなかで、一般家庭の中でも子育てに不安を感じている家族も多くなっています。これらの要因として、ひとつに地域での交流が希薄になってきているということが挙げられます。様々な問題をかかえ、身近に信頼を持って相談できる人、気軽に人々が集う場所がないこと、個々の人々が孤立していることが社会的問題につながっていると考えられます。現在の社会構造では対応できていない、細やかな個別的な支援及び居場所づくりを、非営利に提供できるサービスをすることにより現在の状況が軽減されると思われます。

しかし現在の任意団体では、障害者自立支援法制定後、障がい者福祉における地域の中核施設として、充実、工場が求められ従来の運営形態を転換・再構築し透明性と責任ある組織づくりが必要となっています。組織体としての実体性、責任体制、構成透明性などをより明確にし、対外的な認知度、法的対抗要件を持つ法人形態として、事業内容に相応しいNPO法人(特定非営利活動法人)を立ち上げることにしました。

この法人が行う活動は、従来に続いて障がい者の方々を中心に活動を展開し、障害者の方の就労の場を提供する支援を行うことで、障害者の方が地域に根差し社会でともに暮らせる事を目指します。また、障がい者、高齢者などの社会的弱者の方々に芸術、スポーツ活動を通して気軽に集うことができる居場所をつくり、地域での情報を提供することにより、少しでも孤独や不安が軽減できる支援をすることで、暮らしやすいまちづくり、社会参加の実現、及びすべての人が地域の中で、心豊かに安心した生活ができるよう、身近な社会福祉資源としての役割と機能をいっそう高める活動を進め公益に貢献することを、目的とします。